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魅力的な動画には「開始◯秒」の法則がある? [検証動画4選]2016.10.1コラム

視聴者がWEB動画を観るとき、その動画を最後まで視聴してくれる人はごくわずかで、大半は数秒から数十秒の間に離脱する、と言われています。せっかく一生懸命作ったプロモーション動画が最後まで見てもらえない…そんな悲劇を避けるには一体どうすればいいのでしょうか。最近話題になった観光PR系の動画の冒頭部分を検証しつつ、「冒頭のインパクト」に注目してみました。

動画は「開始5秒以内」がキーポイント?

WEB動画で人気を集めているものの傾向として、「開始5秒以内」で視聴者の注意をひく工夫をしているという点が挙げられます。YouTubeでおなじみの冒頭の動画広告も、開始5秒でスキップできるものが多いですよね。YouTubeが2012年に実際に実験した結果、視聴者は特に動画開始5秒時点で、広告の商品やサービスに対して非常に関心を抱きやすいということが判明しました。

[5秒は本当?]実際に検証してみた

特産品のPR動画は?

1つ目は岐阜県関市の特産品のPR動画。「関市の特産品の刃物が存在しない世の中」を描いた、かなりシュールな動画です。
[検証]
①(0:05):お母さんのもの凄い顔。
②(0:17):お母さんが人参に手刀を振り下ろす。
③(0:31):美容師が客の髪を食いちぎる。

確かに開始5秒以内にインパクトがありますね。開始すぐに「何か面白いことが起きそう」と視聴者に期待させ(①)、冒頭30秒までの早い段階で(②③)その期待に応えるシーンを次々と見せていく、飽きる間を与えない構成となっています。また動画の尺も1分17秒と短く、最後までにスキップせずに観てもらいやすくなっています。

本題に入るまでが勝負

2つ目は大分県の「シンフロ」動画。温泉でシンクロナイズドスイミングをするという奇想天外な組合せの映像が話題を呼びました。
[検証]
①(0:08):BGMのテンポ・音量のアップ。
②(0:19):主役登場。
③(0:29):タイトルロゴとともに、シンクロ開始!

この動画も冒頭にインパクトがあります。そして映像と音楽のミスマッチにより、「何かが起きる」という期待が生まれます。温泉に入っているおじいさんたちの戸惑いの表情にもクスリとなりますよね。本題の「シンフロ」が始まるまでが30秒と実は結構長いのですが、「シンフロ」というタイトルの付け方や、プロモーションの中でもシンクロをすることを積極的に露出しています。なので、いつシンクロが始まるのかという期待を持って最初から観てくれている、という点も見逃せません。

外国の観光PR系動画は?

3つ目はアメリカテキサス州のエディンバーグという都市の動画です。
[検証]
①(0:05):タイトルロゴ。
②(0:08):人の顔の切り替え。
③(0:16)BGMの切り替え。

じゃあ、オチがあることで有名なあの動画は?

ラストは、宮崎県小林市。この動画は最後に種明かしがあり、思わず2回観てしまうことで話題になりました。
[検証]
①(0:08):「森」のテロップ。
②(0:20):特に変化なし。

確かに風景が綺麗で、俗世離れしたような外国人が日本の田舎を散歩しているというギャップの面白さがあります(①②)。ただ、過去にこの動画をご覧になった方は、その時のことを少し思い出してみてください。「最後にオチがあるよ」という前情報があった上で観た方が多いのではないでしょうか。
つまりこの動画は「オチがある」「思わず2回観てしまう」というプロモーションとセットになっていると言えます。逆に言うと、プロモーションなしで動画のみをいきなり見せられると、冒頭のインパクトという点ではいささか弱いかもしれません。

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